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2008年10月15日水曜日

資本論のお浚い=「商品は命がけの跳躍をしている」マルクス=新自由主義とは熱病?白痴?結節点の故障?つか非薄化?分散化?消失点?




「商品は命がけの跳躍をしている」マルクス

経済が平常に動いている時は、需要と供給が折り合う地点で自然に価格が決まり、商品には固有の値段があって、それに基づいて売り買いが成立するのが当然のように見えている。しかし、いったん恐慌が発生すると、全ての取引参加者が、今、ここで決済することが求められてしまう。商品には固有の価値があったはずなのに、その価値はどこかに消え去ってしまい、誰も疑わなかった商品の価値とは、実は相対的な価値づけのネットワークの結節点でしかなく、そのネットワーク自体が崩壊すると幻のように消え去ってしまうことを悟るのだ。マルクスは資本論で貨幣と恐慌の関係について以下のように書いている。
「支払い手段としての貨幣の機能は、媒介されない矛盾を含んでいる。もろもろの支払いが相殺される限り、貨幣は、ただ観念的に計算貨幣または価値尺度として機能するだけである。現実の支払いがなされなければならないかぎり、貨幣は、流通手段として、すなわち物質代謝のただ瞬間的な媒介的な形態としてあらわれるのではなく、社会的労働の個別的な化身、交換価値の独立な定在、絶対的商品としてあらわれるのである。この矛盾は、生産・商業恐慌中の貨幣恐慌と呼ばれる瞬間に爆発する。貨幣恐慌がおきるのは、ただ、支払いの連鎖と支払いの決済の人口的な組織とが十分に発達している場合だけのことである。この機構の比較的一般的な攪乱がおきれば、それがどこから生じようとも、貨幣は、突然、媒介なしに、計算貨幣というただたんに観念的な姿から硬い貨幣に一変する。それは、卑俗な商品では代わることのできないものになる。商品の使用価値は無価値になり、商品の価値はそれ自身の価値形態のまえに影を失う」(資本論)
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