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2009年12月23日水曜日

ケーブルテレビ会社は、どこもむかつく。各社を比較しても、50歩100歩の違いしかない。誰かが彼らに活を入れてやる必要がある。その誰かとは、Appleかもしれない。Appleは来年ついにケーブルテレビ業界をたたきのめす

 

 

 

 

Appleは来年ついにケーブルテレビ業界をたたきのめす
Dead TV by rickremington

ケーブルテレビ会社は、どこもむかつく。各社を比較しても、50歩100歩の違いしかない。誰かが彼らに活を入れてやる必要がある。その誰かとは、Appleかもしれない。

Appleは今、2つのキー局と重要な合意に達する寸前だ、とThe Wall Street Journalが報じている。その2つとは、CBSと、ABCの親会社Walt Disneyだ。Appleは両局の放送を、インターネットから有料で提供したいのだ。AppleのコンテンツとしてiTunesを使うのかもしれない。あるいはApple TVの受信装置(の新バージョン)を、テレビの定番の置き場であるユーザのリビングルームに置いてもらうつもりかもしれない。いずれにしても、どでかい事業であることは間違いない。

どでかいといっても、実際にはどんな形の事業になるのか。AppleはiPod/iTunesによって10年前に音楽産業を変革し、iPhoneによってモバイル産業を一変させた。すべてのテレビ放送をインターネットから提供するようになると、今度はケーブルテレビ業界が両頬に矯正のためのびんたを食らうことになる。iTunesですでに大量のテレビ番組が提供されているが、それには大きな問題がいくつかある。何よりもまず、ユーザはそのコンテンツを買わなければならない。きみはどうか知らないが、ぼくなんかほとんどの場合、個々のテレビ番組を金を払って買いたいとは思わない。そんなものを“所有”したってしょうがないから、低料金で“借りる”だけで十分だ。iTunesには、借りるというオプションがない。

しかもコンテンツを買っていると、ストレージがたいへんだ。HDで50Gbにもなる連続番組もある。AppleがiTunesをクラウドに置いてくれないかぎり、個人ユーザにはとても対応できない(クラウド化の動きは現実にあるようだ)。

Appleにとっての問題は、Apple TVの装置にあまり人気がないことだ。でもどこだって、人気のない製品を一つや二つは抱えている。そもそもSteve Jobs自身が何度も言ってるように、Apple TVはあくまでも彼の“趣味”であり、三本あれば十分なスツールの“四本目の脚”だ。AppleはApple TVを売るために、Huluなどと提携してインターネットに接続するなど、いろんなやり方ができたはずだが、結局はiTunesのコンテンツ用で終わっている。iTunesに目的のコンテンツがあって、それを“買う”ことを何とも思わない人にとっては、十分な装置だが。しかも最近のファームウェアの更新によって、大量のコンテンツをスキャンしやすくなっているし。

でも、Appleが独自の受信契約を売り、ユーザが従来のケーブルテレビを無視できるようになれば、Apple TV(今のお値段229ドル)は突然馬鹿売れするのではないだろうか。今、ケーブルテレビの料金は月額50ドルかそれ以上だ。しかも、50ドルどころか一銭の価値もない(見る時間もない)大量の痴呆コンテンツに対しての料金だ。天敵のいない、態度の悪い、むかつくケーブル企業は、ユーザがかなり前から要望してるのに、アラカルト方式を未だに提供しない(パッケージ方式で番組をケーブルチャネルに売るキー局にも責任はあるが)。しかしAppleならそれができる。ねらいは当然、そこにあるはずだ。最初はキー局1つか2つぐらいから始めて、それがうまくいけば、もっと大々的にやり始める。そうすると、ほとんど見もしない番組で50ドルもふんだくる今のケーブルにお別れする人びとが急増するだろう。
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