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今日(米国時間11/17)の早い時間にFacebookが、同社の新たな戦略である、サードパーティデベロッパたちのためのVerified App Program(Facebook公認アプリケーション計画)の詳細を発表した。
つまりアプリケーションのデベロッパ(Facebook上には現在48000のアプリケーションがある)がVerified Appになりたいという申請をして、承認されたらバッジとApplicationディレクトリ中の特別の場所をもらう。また、ユーザとのコミュニケーション制限が緩くなり、ニュースのフィードへの取り上げや無料広告の回数などが増える。承認されなかったら惨めな賤民の仲間入りをして、“重要でない”、“信頼できない”、“設計が良くない”その他大勢のアプリケーションの山に埋もれてしまう。完全なガイダンスが、ここにある。
ちゅうことは、ほとんどのデベロッパが負け組になりたくないだろうということ。Facebookのユーザたちは、基準を満たしていない、ビジネス道徳に違反しているかもしれないアプリケーションを、進んで採用しないだろう。ユーザに未公認のアプリケーションを使わせようとするデベロッパは、医師免許を持っていないのに医者の仕事をしたがるやつと同じだ。…というわけ。つまりVerified Appにならないままを貫くことは難しい。
では、どうやってVerified Appの仲間入りをするのか? 金を払う。375ドルだ。テストもあるが、それにパスしたら次は金だ。そうすると、その人は急に重要人物になって、オフィスには参拝者がひっきりなしにやってくる。その人は急に信頼厚き人になり、Wikipediaに何を書いても疑われない。そして急に良質な設計になり、みんなが設計ののコツを聞きに来る。でも375ドル払わないと、バッジをもらえない。
払うのは一度ではない。毎年払う。Verified Appの資格の賞味期限は12か月だ。
こういうシステムには、正しい名前がある。ぼくはど忘れしちゃったけどね。えーと、そうだ、マフィアやヤクザの世界で冥加金(みょうがきん)って言うんだよ。まともなビジネスのふりをして「保証金」と言うこともあるね。
なかなか見事な仕組みだ。みんなが、それをそれとして認めるのなら、ぼくも何も言う気はない。Facebookはとくに、金集めの部分を厳しくやってほしいね。するとアプリケーションデベロッパたちはiPhoneでうまくやってるようにアプリケーションを有料化しはじめて、その売上から親分にお金を献上するだろう。
おっと、最後に一言…アプリケーションが重要でなく、信頼性がなく、設計がまずいのなら、なんでそんなものをapp storeに置くの?〔Mikeの皮肉をかみ砕くと:アプリケーションをめぐってFacebookとしての対ユーザ責任/社会的責任はどうだったのか、どうなるのか。親分が先頭でたいまん張らないなら、舎弟が冥加を払うメリットもない。単なる、金のタダ取りだ。〕
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