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2009年4月29日水曜日

なんかね、「いかに小さなことであろうと絶対に失敗を許さない」みたいな社会をつくりたがっているような気がするんですね。些細な失敗を許さないということは、逆説的には、些細な失敗を探しつづけるということでもあるんです。誰か失敗をしないかと見張りつづける社会でもあるんです。





なんかね、「いかに小さなことであろうと絶対に失敗を許さない」みたいな社会をつくりたがっているような気がするんですね。そういう意志がなければ、こんな要約や質問はできないです。香取さんがSMAPの仕事仲間として、あるいは親友として「絶対に許されない」というのは分かるけど、記事を書く人が「絶対に許されない」と内容をミスリードするタイトルをつける感覚が私にはわからないし、酒を飲む理由を問う質問者の感覚もわからない。
 要するに、自分をものすごく高い棚に置いているんですね。棚に置けているときはいいけど、いつか引きずり降ろされる時が来ます。こういう社会を想定する限りはね。
 そういう社会っていうのが、いかに惨い社会であるかというのを想像したことがないのかな、と思います。言うならば、持続的いじめ社会ですよね。ターゲットを延々と探しつづけることになります。些細な失敗を許さないということは、逆説的には、些細な失敗を探しつづけるということでもあるんです。誰か失敗をしないかと見張りつづける社会でもあるんです。
ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね): 素朴な疑問として (via hisaruki)
Related to : 糸井重里 <無敵感覚について>, ダーリンコラム, 1999, 5.
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