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2008年11月17日月曜日

ブームとバストがやってきて、その次に必要なのは再建。「世界的な公共投資で景気のサイクルを上向かせる。それでも無理ならば伝統的な巨大公共事業である戦争を起こす」




らんちき騒ぎの住宅ローン景気のあとに反動でやってきた世界恐慌。世界恐慌の余波を和らげるには世界的な有効需要の創出が必要だ。そこで登場したのが、世銀の巨額融資計画。緑のニューディールと排出権取引、新エネルギー開発と世界銀行。1929年の大恐慌から1945年の終戦。1947年の世界銀行とIMFの設立が現在の「修正ブレトン・ウッズ体制」に繋がっている。この2007年の金融危機と2008年の恐慌入りの結果、一つのサイクルが終わったという考え方だろう。ブームとバストがやってきて、その次に必要なのは再建。戦争によって疲弊したのか、金融工学の空中分解によって信用収縮が起きたのかは違うが、「世界の支配層」は一つのサイクルが終わったと考えている。そこで金融工学で手負いになった金融機関は救済(bail out)して、中央銀行に権限を集中させて、投資銀行システムを解体する。救済するのは金融機関だけで、一般企業は信用収縮のあおりを受けて倒産やリストラに追い込まれる。しかし、銀行だけは政府の救済を受けているので、貸し渋りの中、弱小銀行や企業を買収していく。そのような形で、次の産業発展の礎が築かれる・・・・。ゲームの鍵を握っているのは、世界銀行、IMFと中央銀行、そして商業銀行だ。これが、世界の金融寡頭勢力(ビルダーバーグを含む)の実体なのだ。このゲームの主役達が用意しているシナリオは、「世界的な公共投資で景気のサイクルを上向かせる。それでも無理ならば伝統的な巨大公共事業である戦争を起こす」ということだ。そうすることで再建の需要が生まれる、という冷酷な判断をしているのである。この後、大量の世銀債の売り出しがあったら、そういう風に思った方がいい。

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