buzz

https://mail.google.com/mail/#buzz

ページ

2008年11月14日金曜日

「何かが溶けて氷の下まで染みて消えた。例えば燃えている原発性(primary)か続発性(secondary)のもの」この作戦行動にモノや失踪中の武器のパーツの捜索が含まれていることはNOFORN(not to be disclosed to any foreign country=諸外国には開示厳禁




「Chrome Dome」

米政府が1960年代、核兵器搭載のB-52爆撃機をグリーンランドに常に飛ばしていたことが、最近のBBCの調査で判明しました。この事実の隠蔽工作も行っていたようです。

この軍事行動の名前は「Chrome Dome」。アメリカが戦略的理由から北極の近くに構えたチューレ空軍基地めがけて、旧ソが核ミサイル攻撃を発射したら即対応できるよう構想されたものです。ペンタゴン(米国防総省)はこれが全面的熱核戦争勃発に繋がる恐れもあると思ってたので、ずっとモスクワに対する戦争抑止力として鳥(爆撃機)を空に飛ばし続けていたというわけですね。

計画は「非の打ちどころなし」に思えました。
うち1機が1968年1月21日に墜落するまでは。
 

事 故は米軍基地から数マイルの氷に閉ざされた湾で起こりました。情報公開法(Freedom of Information Act:FOIA)の定めにより入手した記録・動画を見て分かるように、救出作業は困難を極めました。何ヶ月がかりで政府は、湾全域に何千というピースに 粉々に散らばったB-52の残骸プラス、一部放射能を浴びた5億ガロン分の氷の回収作業を行ったのです。

復旧作業がちょっと大掛かりになっただけ…と思ったのも束の間で、回収可能な残骸を粗方集めてしまってから本当に厄介な問題が持ち上がってきました。いくら探しても見つからないものが1つ、あったんです。

新たに開示された記録で分かったのは、爆撃機に搭載した核爆弾は4個、なのに見つかったのは3個だった、ということです。行方不明になったとすれ ば、その理由はこれしかありません。「何かが溶けて氷の下まで染みて消えた。例えば燃えている原発性(primary)か続発性(secondary)の もの」

なのに政府は表向き、爆弾は4つとも破壊したから万事オッケーと言ってました。その一方では4月に入って潜水艦「Star III」を行方不明の爆弾の捜索に送り込み、オランダ政府には「影響を受けた地点の海底調査」と信じ込ませていたのです。:

この作戦行動にモノや失踪中の武器のパーツの捜索が含まれていることはNOFORN(not to be disclosed to any foreign country=諸外国には開示厳禁)の機密扱いとし、オランダとの話し合いでは、本作戦行動は影響を受けた地点の海底調査、調査と紹介すること」

081111TopSecret-b52_04.jpg


捜索活動は行方不明のまま結局打ち切りに。

マンハッタン計画の原子爆弾開発で有名なロスアラモス国立研究所の元核兵器設計者William H Chambers氏は、「全部品を回収する面では残念な結果…失敗と呼ばれても仕方のない結果に終わりました。私たちで見つけられなかった機密扱いのピースを、他の誰かが回収することはとても難しいでしょう」と話してます。

そんなわけで、みなさん。どこかで身長45フィートの巨大なエビに遭遇したら忘れずにChambers氏に電話かけて教えてやってくださいね。「この新種の甲殻類にとって探すのはそんなに難しくなかったようですよ」と。


Posted by Picasa

0 件のコメント: