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2009年1月12日月曜日

「平成天皇死んでもウチは通常放送」—テレ東、宣言。昭和天皇崩御から20年で





テレ東だけ緊急放送行わっていない例
【2008年1月7日配信】昭和天皇崩御から20年を迎えた今月7日、テレビ東京(本社:東京都港区)は「平成天皇が死んでもウチは通常放送する」などと宣言し、「平成天皇」こと今上天皇崩御の際は天皇追悼特番を行わない意思を表明していたことが明らかになった。在位中の天皇に対するこの発言に、宮内庁や各団体からは「不謹慎だ」と批判の声が挙がっている。
昭和天皇崩御から20年を迎えたこの日、テレビ東京(以下、テレ東と表記)の午前のニュース番組では昭和天皇崩御について触れられており、その際、テレ東の編成局長が発言が行われた。
編成局長はまず番組内で「昭和天皇崩御から20年だが、今の天皇陛下も最近はお体を崩されることが多くなってきた。天皇陛下にはなるべく長生きしてもらいたいが、もう高齢で、最近は病気により公務を休まれているし、このまま行けば、近い将来崩御するだろう」と発言。
さらに、「『天皇』の意味合いもここ20年でだいぶ変わった。天皇の死とはいえ、あくまで一個人の死だ。昭和天皇の時は延々と追悼番組が組まれており、弊社でも一応追悼番組を放送したが、今や天皇の死も長々と特番を組むほどのもので無くなっただろう。もし近い将来平成天皇が死んでも、ウチは通常放送をするだろう。」と、追悼特番を行わないことを明らかにした。
この後、テレ東には苦情の電話が殺到したため、テレ東は謝罪会見を行った。しかし、局長は「失言は認める。だが、30代以下の世代は天皇になんか興味ないし、テレビ局全部が追悼特番をやってたら誰だって飽きると思う。一局ぐらい通常放送をやってた方がいい。」と失言を繰り返し、会見は打ち切られた。
宮内庁は取材に対し「天皇皇室を侮辱されたに等しい。また、存命中の天皇を『平成天皇』と呼ぶのは不謹慎だ」と強い怒りを露にしている。
テレビ東京は、大規模災害が発生しても緊急報道を極力控える方針を採用しており、あさま山荘事件や新潟県中越地震や他多数の事件でも通常放送を行っていた。
なお、昭和天皇崩御の時は民放連からの強い圧力で特別追悼放送を行ったが、関係者の間では「これが無ければそのまま通常放送を行っていたのではないか?」と言われている。
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