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2009年1月29日木曜日

アルカイダ黒死病感染/ ペストにあらず出血熱??




”Al-Qaeda terrorists killed by Black Death after the killer bug also known as the plague sweeps through a training camp”(参照)、つまり、黒死病によってアルカイダのメンバーがその訓練基地で死去していた、ということ。含みとしては、アルカイダが、黒死病の菌を使ったテロを狙っているうちに自らがその被害にあったらしいということだ。死者は40人ほど。 基地についてはディテールがある。
The al-Qaeda epidemic began in the cave hideouts of AQLIM in Tizi Ouzou province, 150km east of the capital Algiers.
アルカイダ感染は、ティジウズー県(首都アルジェの150km東)で、AQLIMの洞穴隠れ家から始まった。 アルジェでそしてペストというと、カミュの「ペスト」(参照)をつい連想してしまう。なので、逆にどういうことなんだろうと心にひかっかる。

滋賀医科大学動物生命科学研究センターのサイトに関連記事”中世の黒死病はペストではなくウイルス出血熱”(参照)がある。
 14世紀にイタリアで発生した黒死病はボッカチオのデカメロン、カミユのペストをはじめとして、多く語りつがれています。これは現在では腺ペストであって、ネズミが媒介するペスト菌により起きたものと考えられています。 英国リバプール大学動物学名誉教授のクリストファー・ダンカン(Christopher Duncan)と社会歴史学の専門家スーザン・スコット(Susan Scott)は教会の古い記録、遺言、日記などを詳細に調べて「黒死病の再来」(Return of the Black Death , Wiley, 2004)を出版しました。彼らの結論では、黒死病はペスト菌ではなく出血熱ウイルスによるものであり、今でもアフリカの野生動物の間に眠っていて、もしもこれが現代社会に再び出現した場合には破局的な事態になりかねないと警告しています。その内容をかいつまんでご紹介します。
 ところで、著者らは英国の古い記録を詳細に調べて、この発生について興味ある考察を行っています。この際の症状は嘔吐、鼻からの出血、皮膚の突然の内出血、昏睡などです。解剖の結果では胃、脾臓、肝臓、腎臓の出血など、さまざまな病変が見いだされています。また、1656年から57年にローマとナポリでの解剖例では全身が黒ずんだ内出血に覆われ、腹腔をはじめ内臓が黒くなっています。これらの症状や解剖の結果は、これまでに信じられている腺ペストとはまったく異なっています。死亡は急速で、その前に内臓全体に壊死が起きている点が特徴的で、著者らはこれらがエボラ出血熱、マールブルグ病などウイルス性出血熱にきわめて似ているという意見です。 BMJのサマリーは”What caused the Black Death? ”(参照
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