ユーラシア全域を見る時、余りに多くの民族が散在し生活しているため、「どこの地域が、どの民族の領地・生活地」と言う形で、民族と土地を「一体化させ認識する事が不可能」である事が、本書から分かってくる。つまり1つの民族が1ヵ所に集住し他の民族を「排除し」、民族国家を作る事が「元々、不可能」である事が分かる。国家という存在が「最初から存在不可能」である事が、事実問題として理解せざるを得なくなる。逆に言えば、「国家によって統治されている」近代社会「全体そのもの」が、フィクションであり、虚構である事が分かる。 ここにユーラシアの「力学」が存在する。
0 件のコメント:
コメントを投稿