2009年2月26日木曜日
デンマークのヘンリック・ヴルフ (Henrik Wulff)
ヴルフの理論は哲学的・思想的な広がりを持っており、ハバーマスの理論に沿って臨床の理論を構築した。ヴルフによれば、バイオメディカルな基礎科学は、病気について機械的なモデルを強調するものであり、身体機械の不調と、それを直す治療法が対応して理解されている。それに対して、臨床医学は、これよりも広い視点を持たなければならないとヴルフは考える。
1) 自然を支配するための技術的な知、
2) 人とコミュニケートするための実践的な知、
3) 人を何かの負荷から解放するための解放的な知。
バイオメディカルな視点のみにとらわれている臨床は、1) のタイプの知であり、2) と 3) を欠いているとヴルフは言う。
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