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2009年4月7日火曜日

「ここに、まったく条件が同じ無人の地がエジプトに二つあったとする。その一つは、黒人をもって満たされ、他の一つは、チュートン人をもって満たされていたとする。これらの居住者は、両人種のうちの普通人であって、同一の宗教・教育・政治・社会制度・発明を享有している。そして、どちらの地域も、外部からの移民は一切




「ここに、まったく条件が同じ無人の地がエジプトに二つあったとする。その一つは、黒人をもって満たされ、他の一つは、チュートン人をもって満たされていたとする。これらの居住者は、両人種のうちの普通人であって、同一の宗教・教育・政治・社会制度・発明を享有している。そして、どちらの地域も、外部からの移民は一切受け入れないとする。そのときに、どちらの人種が最もよく成功するであろうか?」
(「チュートン人」というのは、「ゲルマン民族」というくらいの意味だと思います。当時、最高の人種であると考えられていました。黒人は、その反対に、最低の人種であると考えられていました。)この問いの立て方自体、人種主義そのものなのですが、それは脇において、ハンティントンがどう答えているか、そしてそれはどんなロジックなのか、考えてみると少し面白いと思います。
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