2009年3月19日木曜日
そこで彼らは、負債をクリエイトするというスキームを考えだした。なぜなら負債によって、供給のレベルにまで、需要を増加させることができるからだ。
ストールマン先生経由
ラビ・バトラ博士(サザン・メソジスト大学教授 経済学 インド人)のインタビュー
2009: January - April Political Notes - Richard Stallman http://www.stallman.org/archives/2009-jan-apr.html#17%20March%202009%20(One%20cause%20of%20crises)
今の経済危機は原因ではない。結果である。賃金―生産性のギャップが大きくなったことが原因だ、と言う。
t r u t h o u t Dr. Ravi Batra: New Thinking on the Economy http://www.truthout.org/031609A
生産性は「供給」の主な源、賃金は「需要」の主な源、賃金―生産性のギャップが大きくなり、供給が需要より増すと生産過剰になる。グリーンスパンとその他の経済学者は生産性向上が好きである。そして、今見ている高い失業率に至った。生産過剰は災害である、そして、それは経済落ち込みに至る。製品が売れなければ、会社はお金を失う。 お金を失えば、労働者を解雇しなければならない。いつから始まったのかレーガン大統領の時から、始まった賃金―生産性ギャップは1981年から始まったレーガンの経済政策は賃金を抑えて、生産性を増すというものだった。例えば、自由貿易だ。自由貿易は生産性を増したが、アメリカの実質賃金は下がった。また逆進税もそうだ。これにより消費者需要が落ちたレーガン政策のあと、経済成長は落ちた。スローな経済成長により、賃金にプレッシャーがかかった。なぜなら低成長は、労働供給に比較して、労働需要低下を意味する。そして賃金が落ちた。第3の理由は合併マニアである。大手企業が合併していった。合併があるたびに、レイオフがあった。そして、それはまた、賃金の低下を招いた。合併は生産性を増す。それで賃金―生産性ギャップが広がった。レーガンのアンチユニオンポリシーも賃金低下を招いた。賃金―生産性ギャップが上昇するたびに、経済は収縮するだろう。なぜなら生産過剰だからだ。そこで彼らは、負債をクリエイトするというスキームを考えだした。なぜなら負債によって、供給のレベルにまで、需要を増加させることができるからだ。
大恐慌より悪いらしい。
関連記事興味深い、ラビ・バトラ博士のインタビュー:供給⇔需要バランスと差異共鳴経済 http://protophilosophy.noblog.net/blog/t/10722526.html#
ラビ・バトラ博士は、以下の最初にあるインタビューで、経済のABC(イロハ)を語っている。 要点は次の通りである。「健全な経済は供給と需要のバランスを必要とする。供給=需要。このバランスが失われると、高い失業率や高いインフレを引き起こす。供給の主要な源泉は労働生産性であり、需要の主要な源泉は賃金ないしは購買能力である。 生産性が上がり、賃金が上がり、消費が増大して、投資が拡大する。この投資と生産性の拡大によって、供給が増大する。 故に、経済バランスを維持するためには、需要も比例して、増大しなくてならない。つまり、生産性に比例して、実質賃金が増大しなくてならない。」 この経済のイロハを無視して、借金経済を作ったのがグリーンスパンであると述べているのである。
過去記事ラビ・バトラ Ravi Batra http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/iraq/1201270509/l50ラビ・バトラ氏 (インド出身 経済学博士 サザン・メソジスト大学教授)「どんなに遅くとも2000年までに共産主義は断末魔の苦しい革命を経て崩壊し、2010年までに資本主義は崩壊する。私のこの予測は『経済60年周期説』に基づくものである。貧富の格差が拡大する社会はまともではない。資本主義は美味しい果実を食べ過ぎたのである。」「原油価格は投機バブルによって1バレル=100ドルを超える。しかしその後この『原油バブル』は崩壊する。」「資本主義の崩壊(世界同時大恐慌)はアメリカ住宅バブル・原油バブルの2つの投機バブルのW崩壊から始まるだろう。NYダウは大暴落するだろう。搾取的資本主義は花火のように爆発する。それにより『貨幣による支配』は終了する。」「世界同時大恐慌によって日本と世界は同時に崩壊する。その後の世界においては大恐慌による混乱期を経てプラウト主義経済による共存共栄の社会が実現するだろう。光は極東の日本から。」
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